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忘若の正体は、魔族最後の姫・洛心。930年前、天界の太子を信じたために魔族は滅亡し、彼女だけが血海の戦いを生き延びた。蛮地に身を潜め、「忘若」と名乗る彼女は、太子に関わる記憶を「忘憂鈴」に封じ、弟の魂を血晶石に宿した。表面上は投げやりに見せて、内に滅族の痛みと弟への想いを秘める。やがて人々の執念を消す過程で、天界と魔族に秘められた真実が明らかになり、記憶の封印が解け始める。救済か復讐か――「忘憂鈴」が解放と囚われの両義を持つ究極の秘密も、霧の向こうに姿を現す。